企業はパンデミックを受け、出張に関するポリシーを変更しました。その結果、航空会社などの旅行パートナーに対して期待することも今までとは異なっています。飛行機利用者の渡航意欲は、ここ2年間で変化しました。しかしこうした変化を無視し、パンデミック後の出張者にはそぐわないかたちで、いつも通りの計画を立てている航空会社、空港、ホテルが存在します。
CiriumはAtmosphere Research Groupと提携し、出張がどのように変化しているのかを理解するべく、旅行分野の見識を有する25人以上の旅行および各種ビジネスのリーダーたちと、時間をかけて議論しました。そのインタビューの結果と内容抜粋は、無料の2022年版「Corporate Travel Leaders’ Outlook」レポートで閲覧できます。このレポートには、テクノロジー、製造業、ホスピタリティ、資金調達などに関する旅行分野のリーダーたちの洞察的知見が含まれています。
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主なポイント
- 企業の出張マネージャーによると、自社の従業員の15~30%は出張再開への準備が整っていません。
- 出張の件数は全体としては増加する見込みですが、従業員1人あたりでは減少する可能性が高くなっています。言い換えれば、より多くの従業員が飛行機を利用するものの、頻繁に利用する乗客の利用回数は少なくなるということです。
- 企業は出張ポリシーを、より実務的かつ実利的な内容にしようとしています。多くの企業が、時間をかけて出張規則・ポリシーを簡略化しました。
- サステナビリティが、出張において重要な要素になってきています。インタビューを受けた25社中20社の企業が、出張計画にサステナビリティの要素を含めていました。
- カーボンフットプリントの報告、測定から旅行者体験の管理に至るまで、出張における各種データの役割がますます重要になってきています。
- 企業の出張マネージャーは、将来に向けた自身の仕事の重要性に対し、非常に前向きな見通しを持っています。彼らは出張について、自社の従業員を成功に導く中核的なサービスと考えています。そして、新型コロナウイルスによるパンデミックが、自社の従業員やリーダーにとっての自らの役割をより戦略的かつ重要なものにしたと感じています。
変化する出張のパターン、ベンダーの期待、そして出張予算の推移について、企業の出張マネージャーの見解を詳しく知りたいという方は、このレポートをダウンロードしてください。(英語)