タイと最も行き来が多い航空市場は?
新型コロナウイルスの感染が拡大する前の2019年、タイは世界第8位の観光市場でした。この順位は、国連世界観光機関(UNWTO)の国際観光客到着数ランキングに基づいています。2019年にタイを訪れた人は4,000万人近くに上り、英国をわずかながら上回りました。
2022年、タイでは新型コロナウイルスのパンデミックによる入国規制がほぼ年間を通して続いたため、外国人旅行者の受け入れ人数は1,100万人に過ぎませんでした。しかし、観光業はいま再び活況を呈しています。タイ政府は、今年の外国人旅行者数を2,500~3,000万人と予測しています。航空会社は当然ながら、この市況回復を歓迎しています。
Diio Ciriumの4-6月期のデータを分析したところ、タイから同国外へ運航するフライトの座席数が最も多いのは、タイ航空とエアアジア・グループであることが判明しました。タイ国外から同国内へ最も多くのフライトを運航する航空会社は、エミレーツ航空です。
では、タイの外国人観光客は、一体どこから来ているのでしょうか?下のグラフでは、タイにおける国際線航空輸送量の上位のソース市場をランク付けしています。Diio Ciriumのデータを使用して算出した、今年第2四半期の総予定座席数に基づくランキングです。これを見て分かる通り、中国はまだ完全な市況回復にはほど遠いものの、航空輸送面では依然として最も重要な国となっています。
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