世界で最も忙しかった空港
ASMによる評価は、座席数と飛行距離の両方の要素に基づいて算出します。そのため、ロサンゼルス国際空港やドバイ国際空港といった長距離路線中心の空港のランクを押し上げる傾向があります。
昨年の世界のASMは、2019年の水準と比べて46%減りましたが、新型コロナウイルスによるパンデミックの初年である2020年と比べると11%増えました。
座席数のみ、またはフライト数のみで評価すると、2021年に世界で最も忙しかった空港は、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港とダラス・フォートワース国際空港となりました。
このリストの中で、2019年と比較して最も実績を伸ばしたたのはデンバー国際空港でした。同空港はユナイテッド航空、サウスウエスト航空、フロンティア航空の基幹市場であるとともに、デンバーは急速に経済が発展している都市でもあります。デンバー国際空港のASMは、2年前と比べてわずか11%の減少でした。同様に、フェニックス・スカイハーバー国際空港の実績も順調に推移してきています。
2019年と比較して最も実績が落ち込んだのは北京ですが、その原因には新空港の開港も含まれています。上海浦東やロンドン・ヒースロー、サンフランシスコの各空港の実績も低迷しました。
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