- 業界初となる航空路線ツール「Airline Routes」が衛星ベースのフライト追跡データを使用して機種ごとに実際のフライトを特定し、航空会社の路線を分析
- 企業は航空機需要や航空会社のネットワークが拡大・縮小している場所を特定し、開発の機会やリスクを意思決定で考慮可能に
- 本ツールを使用した分析で、インドの格安航空会社IndiGoがデリー・カトマンズ間において、エアバスA320を使用して今年1月には172便を運航した（2022年1月はゼロ便）ことや、ドバイ・アーメダバード間のフライトが前年比で5倍に増えていることが判明
ロンドン–(BUSINESS WIRE)–航空分析のリーダー企業のCiriumは、機種ごとに実際に飛行したフライトを特定する航空業界初のAirline Routesツールを立ち上げました。
応用分析を利用して衛星ベースのフライト追跡データに基づいて航空会社が飛行した路線を導き出し、それを高度なフリート・データと融合しています。
この新しく優秀なAirline Routesツールは、CiriuｍのAscend Profilesの一部です。Ascend Profilesは、企業が航空会社やリース会社別に機体情報を迅速に確認することができるビジュアル記述分析ツールです。
航空機リース会社、銀行、航空機メーカーといった企業は、1700社の航空会社について、路線別に飛行した航空機を特定することが可能になり、開発の機会やリスクを意思決定で考慮できます。
衛星ベースのフライト追跡データを活用することで、本ツールは、飛行計画ではなく、実際に航空会社がどの路線でどの機体を飛行させたかを特定し、最も正確にフライト遂行状況を把握できます。
Ciriumのプロダクト担当VPのKevin Hightowerは、次のように述べています。「Airline Routesツールは、衛星ベースのフライト追跡や包括的なフリート・データといった高度なデータを総合する初めてのタイプであり、これにより企業は迅速かつ正確なデューデリジェンスを航空ポートフォリオに対して実行することが可能です。」
航空会社が実際にどの機体をどの路線で飛行させたかを理解することは、航空機需要がどこにあるか、航空会社がネットワークを拡大しているのか縮小しているのかを解明する上で必須です。
インドは、現在スポットライトが当たっている市場の一つであり、航空移動がこの地域の経済成長の促進に役立っています。格安航空会社のIndiGoは最近、国際ネットワークを拡大して国内事業も一層強化することを目指していると発表しました。
Ascend Profilesによると、IndiGoは306機のフリートを持ち（270機が運航中、35機が待機中）、さらに501機が発注済みです。機体総数のうち、36%はオペレーティング・リースによるものです。
Airline Routesツールからは、今年1月にIndiGoが運航した往復国際路線のうち、どの路線が2022年1月に運航されていなかったが分かります。例えば、デリーのインディラ・ガンディー国際空港とカトマンズのトリブバン国際空港の間に新たに追加された路線では、172便のフライトが追跡されました。そのすべてでエアバスA320が使用されました。
また、Airline Routesツールでは、IndiGoが運航を増やした往復路線も分かります。IndiGoは、シンガポール・ベンガルール路線を最も大きく拡大して今年1月にすべてA320を使用して62便を運航しました。昨年1月は、A321を使用して1便が運航されただけでした。
IndiGoはまた、今年にドバイ・アーメダバード路線で運航を大きく増やし、2023年1月に運航されたフライト数は2022年1月と比べて5倍になっています。
Airline Routesツールは、アセンド・プロファイルズの一部です。Ascend Profilesは、航空会社やリース会社の状況の航空機情報を可視化して迅速かつ正確な情報を提供することで、航空会社の路線ごとに過去12カ月に運航されたフライトを前年と比較して示し、フライト別、座席別、ASK別に情報を見ることができます。このツールは、ウェブアプリ、デスクトップ、タブレット、モバイルで利用できます。詳細をご覧ください。
Ciriumについて
Cirium®は航空分析の情報源として世界で最も信頼されています。強力なデータと最先端の分析を提供し、幅広い業界関係者をサポートしています。航空会社、空港、旅行会社、OEM、金融機関が業務を最適化し、十分な情報に基づいた意思決定を行い、収益増大を加速させるために必要となる明瞭性とインテリジェンスを提供しています。
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