- シリウムの新ツールDiioTMスケジュール・スナップショットは、米国の航空大手4社が、わずか4カ月前に発表した運航計画から20%の便を削除したことを明らかに。
- これに対し、2019年夏に運航計画から削除された便は、わずか3%。
- Diioスケジュール・スナップショットでは、パンデミックの影響で計画のタイミングが大きく変化し、より動的になっていることが判明。
- この新ツールにより、航空会社や空港は、航空会社の予定変更を従来よりもはるかに詳細に分析し、動向の変化を追うことが可能に。
ニューヨーク–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) — 航空分析会社のシリウムが発表した新たなDiioTMスケジュール・スナップショットで、米国の主要航空会社の計画が夏の間にどのように変化したかが明らかになりました。9月のスケジュールからは、20%の便が削除されました。
2021年5月に入った時点では、航空会社の9月の運航計画は2019年のパンデミック前の水準とほぼ一致していました。しかし9月に入るまでに、アメリカン航空、デルタ航空、サウスウエスト航空、ユナイテッド航空は大幅な減便を行いました。
航空会社は現在、パンデミックがもたらす不確実性に対処するため、出発日に近い時期になって便を公表したり削除したりするなど、計画の立て方を大幅に変更しています。
パンデミック以前は、スケジュールはシーズンを通じて十分安定しており、計画の微調整によるわずかな変更(良いものも悪いものもある)があるだけでした。
2019年に9月の運航予定から削除された便は、同年5月に発表された計画と比較して、わずか3%でした。
新たなDiioスケジュール・スナップショットは、航空会社や空港が、さまざまな時点で予定されている便の変更を追跡できるウェブ上のツールです。これまでよりもはるかに詳細な予定変更の情報を提供しています。
シリウムのケビン・オトゥール最高戦略責任者は、次のように指摘しています。「旅行制限や予防接種プログラムが運航計画に大きな影響を与えている今日の環境では、航空会社はそれに対応して、出発日に近い時期になって頻繁に予定を変更する必要があります。需要を分析するための従来の方法は、もっと動的になる必要があります。」
「Diioスケジュール・スナップショットを使用することで、航空会社や空港は、スケジュール変更を追跡して把握し、将来のスケジュールを最適化し、計画や収益管理のための強力なモデルを構築し、動向分析により収益を最適化することが可能になります。」
米国の主要航空会社を分析することで、夏の運航計画の急激な変化と、パンデミックが航空会社の計画の前年比での変化に与えた影響が浮き彫りになりました。
公表された運航計画が実際の出発日に近づくにつれて時間的に変化していく様子を理解し、比較することで、アナリストは一歩先を行くことができ、計画や収益管理に新たな知見を得ることができます。
また、過去のデータを発行日ごとに確認することで、不確実性の高い世界における航空会社や空港の戦略を知ることができます。
Diioスケジュール・スナップショットは、航空会社の計画のための比類なき製品群であるシリウムDiioの一部です。この製品群には、Diio Mi、SRSアナライザー、シリウム・シナリオ・プランナー、Diioトラフィック&フェアーズが含まれています。
この新たなツールは、シリウムDiio MiまたはSRSアナライザーと統合的に使用することができ、航空会社がスケジュールを最適化し、新たな収益の機会を見つけられるようにするための、シリウムのパイプラインにある多くの新たなツールの最初のものです。