新世代の航空分析を支える戦略

Ciriumのリーダーに質問

Ciriumは今月初め、新世代の航空アナリティクス製品を提供する計画を発表しました。これは、航空業界のデジタル改革の加速を目指す当社の取り組みの一環として、航空会社の運航面の分析、CO2排出量予測、チケットの予約動向分析、状況認識の向上を後押しするものであり、合わせて6つの新製品およびソリューションで構成されています。 

CiriumのリーダーシップチームのメンバーはThought Cloudのチームと共に、これらの新製品について、さらには航空業界が現在および将来の課題に対処しようとするなかでCiriumが貢献できることについて話し合いました。彼らは、データを新たな方法で使用することの重要性と、Ciriumが自社のポートフォリオを航空関連業界の変化に対してどのように適応させるかについて、自分たちの考えを共有しました。

Q：業界からはどのような声が聞こえてくるか？Ciriumはそれにどう対応しているか？

Kevin O’Toole（最高戦略責任者）： 「航空会社や空港からは、短期的な変更ができないまま、非常に長い期間をかけて意思決定を行うような古いやり方には戻りたくないという声を聞きます。彼らは自分たちの周囲で起きていることについて、ほぼリアルタイムで認識する必要があるからです」

Jeremy Bowen（最高経営責任者）：「Ciriumの新製品は、航空関連業界のリーダーたちとの綿密な対話から生まれました。そうした製品は、業界が日々直面する課題に対処し、最近の旅客需要の増大を活用する上で役に立ちます。業界をリードするデータセットに基づく優れたベンチマーキングは、航空業界にとって最大の必要条件となっています」

Kevin O’Toole：「組織には、確たる情報に基づき、変化を起こすためのデータが必要です。また、何が正しかったのか、あるいは今後どの点を改善する必要があるのかを分析するためには、現状認識やリアルタイムの認識が重要です。  この2つの要素を組み合わせることにより、高性能な分析ツールの基礎が形作られます」

私たちは、これらのデータを一つにまとめて、組織内を円滑に流れるようにしています。 ネットワーク・プランニング・チームや財務オペレーションだけに役立つようなものを発表するつもりはありません。お客様が私たちのデータを総合し、業界内のあらゆる場所で活用できるようにしたいと考えています。

Kevin Hightower（製品担当副社長）：「私たちには今、完全なプロセスをより一体的に把握する方法が求められているといえるでしょう。例えば、Diio Advance Bookingsを追加することで、飛行機利用に関する需要の完全かつ包括的な状況を把握できるようになります。予測分析などについて、これまで以上に正確に検討することが可能になるのです。これにより、最適化とより良い旅客サービスを可能にする予測指標を、確信を持って把握することができます」

Q：アナリティクス製品の提供にあたって、どのようなアプローチをとるのか？

Kevin Hightower：「次々と製品を発表することにより、データにまつわる障壁をより簡単に取り払い、製品だけでなくデータ利用者にまでデータが流れるようにします。多くの顧客は、データを統合し、必要なものすべてについて単一のデータプラットフォームを使用したいと考えています。私たちは彼らに対して、異なるベンダーの異なる製品を組み合わせて使用するよりもわかりやすい形でデータを提供します」

Jen Reid-Schram（テクノロジー担当副社長）：「私たちのプラットフォームでは、UIベースの製品だけでなく、APIやクラウドサーフェスなど、さまざまなサーフェスを使ってデータを提供することができます。つまり、顧客は、今すぐ導入していくつかの微調整を加えるだけで、必要なデータを思い通りの方法で自社システムに流し込むことができるのです」 

Mike Malik（最高マーケティング責任者）： 「今回のリリースでは、当社のポートフォリオのすべてのコンポーネントと、それらがサポートし合う方法をシームレスに整合させた、堅実で一貫性のあるロードマップを示しています。私たちは、多様なデータセットを統合することによって、航空業界に革命を起こし、高度に有益な情報への比類なきアクセスを実現しつつあります」

Jen Reid-Schram：「今回の新製品のリリースは、当社のエンジニアが顧客のユースケースに関与する方法に変化をもたらすものです。データの取得、処理からサーフェス、顧客の問題の解決法に至るまで、私たちのスタック全体を通して、価値へと繋がる道をたどっていくことができるのは、とても素晴らしいことです」

Kevin Hightower：「すべてのデータを1つのプラットフォームで利用できるようになった今、私たちは、今までになかった方法でデータを組み合わせ、航空関連業界のあらゆる側面にわたって洞察的知見と分析を提供できるようになっています。例えば、自分の所有する航空機は今どこを飛んでいるのか、その路線の今年のCO2排出量はどれくらいになるのか、 旅客需要を正確に予測するにはどうすればよいのか、といった問いについての知見や分析です」

Q：航空業界を前進させるために、製品ポートフォリオをどのように進化させているのか？

Mike Malik：「私たちの製品ポートフォリオを5つの分野に分類すると、Ciriumが何を目指しているのかを理解していただけると思います。その目指すものとは、当社の顧客のためだけでなく、顧客自身のビジネスのためにも、良好、堅実かつ有益な意思決定に関わる多くの情報を業界に提供することです」 

私たちは、製品ポートフォリオを戦略的に5つの分野に分類しました。これは、インテリジェンスと情報に基づいた意思決定を通して業界に力を与えるという、Ciriumの中核的使命に沿っています。私たちの目標は、各ステークホルダーが、長期的な成功をもたらすような賢明で収益性の高い意思決定ができるようにすることです。それは、私たちの大切な顧客のためだけでなく、その顧客自身のビジネスのためにもなる意思決定です。

Jen Reid-Schram：「製品の構築は、私たちが顧客や業界関係者の声にしっかりと耳を傾けていることを示す数多くのステップのうちの一つです。私たちは常にイノベーションを生み出し続けています。新たな方法でさまざまなデータセットを作成し、強化し、統合するとともに、それらを顧客に届けるための方法も改善しています。すべては顧客のニーズに応えるためです」

Jeremy Bowen：「新製品の特に素晴らしい点は、これまで以上にきめ細かな知見とインパクトを顧客に提供できるようになっているところです。Ciriumは、それが航空機であれ、航空会社であれ、旅行者であれ、市場にとって重要なものを中心に置き、航空関連業界の将来の成長のための分析を確立しています。

私たちのソリューションは、扱いやすく、それを使う人々にとって大きな価値があり、かつ従来の業界にはなかった方法でデータを統合するものです。

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